私でいい

ども、心のよろず屋とくさんです。
苦悩から解放される最も簡単で最も難しい方法は、今の私でいいと自分で自分を許すことです。
どうしても、こうじゃなきゃいけないとか、こうあるべきとか、自分自身だけでなく、他人や世界に対してもジャッジしてしまいがちですよね?
批判の裏にある心の声
自分がこうしたんだから、あなたもこうするべきとか、普通はこうでしょとか、そう言った批判は一見正義に見えますが、大きく感情が動くようであれば、自分を守るための逃避行動であり、投影である事がほとんどです。
その出来事に感情が反応するような、自分に対する条件付けがなければ、ただの意見として終わります。
しかし、その出来事に感情が揺さぶられるのであれば、自分が自分に対して、これはダメ!と禁止していることなどを、相手がしていることに対する憤りであったりなど、自分の抑圧しているものに対する相手や世界への投影です。
つまり、相手を攻撃する事で、自分を守っているんですね。
自分が我慢したりダメだと思っていることを、相手に許してしまうと、今まで自分が我慢してきたことや、ダメだと思ってきたことを、認めることになってしまうので、それは許せないんですね。
ほとんどの批判はこのパターンが多いです。
そこに自分に対してのネガティブな条件付けがないのであれば、冷静に意見として伝える事ができるはずです。
もちろん、熱の入った議論などもあるかもしれませんが、そう言った条件付けがなければ、それは批判でなく、意見交換ですよね?
なぜ許せないのか?
自分が我慢してきたことや、ダメだと思っていることを許してしまうことは、自分自身にとっては、今までの人生が無駄になってしまう、価値のないものになってしまう気がするので、到底受容することは出来ません。
人にとっての一番の恐れは、自分の生命としての死の恐れと、自分の価値の死に対する恐れです。
なので、相手にも自分の思うようにあってほしい、世界も自分の望むようであって欲しいと願います。
それが叶うことなどはあり得ないのですが、自我の自分にとってはそこが重要なのです。
思うようにならない世の中なら、あらゆる正論を振りかざして批判し、論破しなくては気が済まなくなります。
そうやって相手や世界を攻撃する事で、自分の許せないモノを必死に守っているんですね。
こうやって書くととってもひどいように感じるかもしれませんが、僕はそうは思いません。
その批判の裏にある想いは、とってもピュアで無垢なあなたの心の声が、何かとても辛い体験によって抑圧され続けてきた結果に過ぎないのです。
とっても健気なあなたの心の声が、そうさせているだけなんですね。
だから、決して自分を責めないでください。
相手を批判しているときに、感情が大きく動くなら、それはあなたの中のピュアで無垢なもう一人のあなたが、あなたのことを必死に守っているだけなんですよ。
そのままのあなたでいい
セッションをしていても、最後に出てくるハートの声は、皆さんとてもシンプルです。
本当はもっと甘えたかったとか、もっと構って欲しかったとか、もっと可愛がって欲しかったとか、もっと自由でいたかったとか、そんな純粋な想いばかりです。
それをクライアントさま自身の口から聞くたびに、僕はとっても感動します。
自分を許せない思いがある場合は、そういった本当の心の声、ハートの声を探してみてください。
大抵はそのハートの声の裏返しが、自分に対しての条件付けになっています。
そして、たとえそれが見つからなくても大丈夫です。
今のあなたは何も悪くないし、あなたはそのままでいいんですよ。
まずは、相手を批判する前に、今あなたが自分自身に対して感じている、ネガティブな感情や思い全てに気づいてあげましょう。
そして、思わずネガティブな感情や想いが溢れて止まらなくても、今はそれでもいいし大丈夫!と許してあげてくださいね。
そして、そうやって自分自身の心の声を聞く癖をつけていく事で、徐々に自分のことがわかってきます。
いつか、私でいいと思えるその日まで、ゆっくり自分のペースで行きましょう。
どうしても辛い場面があるなら、いつでもご相談くださいね。
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